DaVinci Resolve モザイクを動画の動きに合わせて移動させる

前回の記事「DaVinci Resolve モザイクやぼかしを入れる方法」ではモザイクをかける方法について解説しました。しかし動画は動くもの。その動きに合わせてモザイク処理する位置を調整する必要があります。

DaVinci Resolveでは驚くほど簡単にモザイクを動画の動きに合わせることができます。

モザイク処理のおさらい

まずはモザイクのかけ方をざっとおさらいしておきます。

モザイク処理はカラーページで行います。

クリップを選択してからカラーページに移動しましょう。

対象のクリップへノードを追加します。

「ノードを追加」→「シリアルノードを追加」を選ぶとノードが追加されます。

ノードが追加されると以下のようになります。

画面中央に並んだアイコンの中から「ウインドウ」を選びます。

形状を選ぶとビューアに図形が表示されるので、各頂点を移動させてモザイク処理したいエリアの形状に合わせて調整しす。

画面左側にあるエフェクト欄からかけたいエフェクトを選び、ノードへドラッグ＆ドロップするとエフェクトがかかります。モザイクの場合は「ブラー（モザイク）」を、ぼかしの場合は「ブラー（ガウス）」などを使うとよさそうですね。

動画の動きに合わせてモザイク処理のエリアを動かすには「トラッカー」を使います。

中央に並んだアイコンから「トラッカー」アイコンを選択します。

トラッカーウインドウにある矢印アイコン「順方向＆逆方向にトラッキング」をクリックすると動画を自動認識してエリアの動きを生成してくれます。

トラッキングが完了するとパンやズームなどのパラメータの変化がグラフのように表示されます。

作業はこれだけ。

ボタンを１回クリックするだけで簡単にモザイクが動画の動きを追尾してくれるので大変便利ですね。